MECE(ミーシー)の具体例と使い方

ビジネス

MECEはフレームワークに限らず、物事を正確に把握しようとする時に役立つ基本的な考え方です。

評価・調査対象が【重複なく網羅されている状態】ということです。

何かを評価・調査するにあたって、MECEな状態になっていないと適切な状況把握を難しくします。

この記事ではMECEについて説明するとともに、本ブログで過去に紹介したフレームワークから実際の例をご説明したいと思います。

MECEの概略

MECEは以下の略称となっています。

Mutually Exclusive:相互に排他的

Collectively Exhaustive:集合的に包括的

直訳なんですが、これだとちょっと分かりづらいのですね。

簡単に言うと前述したように【重複なく網羅されている状態】ということです。

もっとザックリいうと【ダブリもないし余ってもいない状態】です。

ピザのカットと同じ

ピザを8人で食べ分けようと8等分にカットしたとしましょう。

この時、カットされた各ピザの面積でAさんとBさんが被っている!ということはないと思います。
👉重複がない。ダブっていない。

逆に、8人に分けきったのに余ったピザがちょっと残っている、ということもないと思います。
👉網羅されている。余ってもいない。

分割した各ピースを足し合わせると必ず100%になる状態とも言えます。

ピザで例えると円グラフが浮かんできますね。

円グラフは全てのピースが重複することもなく、全てのピースが揃えば円になることから基本的にMECEな状態といえます。

なぜMECEである必要があるか?

例えば、100人からアンケートを取ったとします。

なにかの商品の魅力を5つの中から1つ選んでもらい一番の人気は何なのか調査するのが目的とします。

この時、以下のような人がいるとMECEではなくなってしまいます。

  • 2つ以上選んでしまう 👉 重複発生
  • 挙げられた5個以外の魅力を挙げる 👉 余りが発生
  • 何も選ばない 👉 余りが発生

こうした回答が積み重なってしまうと、重複した回答、想定外の回答が集まってしまい、正確な調査結果が得られなくなっていまいます。

つまり【調査の正確性が損なわれてしまうからMECEを保つ】必要があります。

ちなみに今回の例の場合、MECEを保つ方法としては以下のような方法があります。

  • 回答時1つしか選べないシステムにする。
  • どれにも該当しないという回答欄を設ける。
  • その他に魅力を感じるという回答欄を設ける。

この工夫を行うと、調査したい魅力の数は5つであるものの、解答欄は最低7つに増えるということです。

このようにMECEを保つために重複回答や、想定外回答を受け入れるための項目を設けることによりMECE状態にすることができます。

MECEの例:ウィル・スキルマトリクス

ウィル・スキルマトリクスはそれ自体がMECEになるようなフレームワークになっています。

この図はシンプルな図ですが、すべての調査対象が枠の中に収まり(余りがなく)、調査対象は4分割された①から④のいずれかに必ず属します(重複がない)。

ウィル・スキルマトリクスに社員を分布すれば、やる気と能力の分布を漏れなく重複なく把握することができます。

ウィル・スキルマトリクスについては別記事でまとめていますのでよろしければご参照ください。

まとめ

MECEは何か調査をしようする時に【重複なく網羅されている状態】ということをご紹介しました。

MECEは単体で何かに活用するようなものではなく、他のフレームワークや調査方法を活用する上での前提条件のような考え方です。

もし、何かの分類分けのようなことをする場合はMECEであることを心がけることをオススメします。

また、逆にMECEになっていない調査報告などを受けた場合は、それだけで「この資料はMECEになってないので正確な情報とは言えない」として指摘できるものです。

参考:

友人の”ゆっくりと犬猫”氏が読書家でして今回のMECEに限らず仕事に役立つ本の紹介をされていますでサイトをご紹介します。

こちらも是非ご参照ください。
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