空雨傘:フレームワーク

ビジネス

こんにちは、ちくわぶです。

「空雨傘」という有名なフレームワークがあります。

勉強したところ思ったより深いと感じたので紹介したいと思います。

フレームワーク:空雨傘の概略

フレームワークという物を調べるとあっさり見つかる基本的な課題解決のプロセスです。

「空」を見たら「雨」が降りそうだったので「傘」を持って行った。

といったような例として紹介されます。

  • 空:現状把握 👉 「曇っている」
  • 雨:解釈 👉 「雨が降る可能性が高い」
  • 傘:対策法  👉 「傘を持っていく」

【現状把握して、その解釈からして、対策をする】といった意味です。

基本的なワークフレームと侮るなかれ。

イメージしやすい簡単なものだと思っていたのですが、勘違い、あるいは狭い解釈をしていたと気がつきました。

例えば下の例文で課題はなんでしょうか?

「空」を見たら「雨」が降りそうだったので「傘」を持って行った。

「雨が降ること」が課題、と考えていると50点かもしれません。

より正確には「濡れてしまうこと」「傘の必要性」が課題です。

  • 濡れてしまうこと 👉 損害の発生
  • 傘の必要性 👉 手間を割いての対策の必要性

「雨が降ること」自体を課題と解釈するのは浅すぎだとわかりました。

真の課題はなんなのかというと「雨が降りそうだ」と解釈した時【なぜ雨が降ると「課題」なのか】と一歩深堀りすればよかったんですね。

そうでなければ、どんな空模様だろうが「雨はいつ降るかわからないから傘は持ち歩こう」という対策ありきの話になってしまいます。

例題:新製品の色を決めようとする場合

〜30才女性をターゲットとした新製品に使用する3色は何色が良いか、を決めるのが例題(課題)とします。

この例題をもとに空雨傘をやりつつポイントを確認したいと思います。

「空」:現状把握は答えではない。

「空」のステップは現状把握をする段階です。

ありがちな失敗は【現状把握=答え】として発表していることです。

リサーチの結果【紫】が若い女性の間で流行っていることがわかりました!

よし!新製品の色は【紫】としよう!

現状把握はそのまま「現状の把握」なので答えではありません。

この例の場合、以下のような視点が抜けています。

  • 製品を【市場投入する時も紫が流行っているのか?】
  • 【若い女性の定義】は?

紫が若い女性の間で流行っているという情報は一つの現状把握として使えますが、それ自体が答えではありません。

また若い女性といっても10代なのか20代なのか、学生なのか社会人なのか漠然としています。(MECEになっていない)

ここでは例として以下の現状(事実)が集まったとしましょう。

  1. 16〜20才の女性で人気の色は【オレンジ】
  2. 21〜25才の女性で人気の色は【赤】
  3. 26〜30才の女性で人気なのは【青】
  4. 新製品の市場投入は3年後を予定

【女性にプレゼントするために男性が好む色】といった情報も必要そうですが自分で買うことを前提として割愛します。

「雨」:事実のカケラは何でつながってる?

現状把握で事実が集まります。「雨」のステップではその中に解釈を加えます。(あるいは見出します)

まず簡単に分かるのは「3年後」となると【現在26〜30才の女性の一部はターゲットから外れる】という事実です。(現状把握から生まれた事実)

となると、オレンジ、赤は候補として残りそうですが、青は脱落かもしれません。

青を好む層がなくなったわけではない。青も残しておくべきだ!

確かに事実26〜30才の方全員がターゲット層から外れるわけではありません。

ですがこれでは【現状把握=答え】から抜け出せていません。

例えば、「調査した16〜25才ではオレンジ、赤と【暖色】が好まれている」という解釈ができます。

しかし、青は【寒色】です。

では【ターゲットから外れる客層で、暖色ではないから青は候補から外していいのか?】というと、そういうことではありません。

「雨」の解釈のステップでは【現状把握からどのような繋がりが見えるか?】といった意味合いを考えるステップです。

このステップで大事なのは【暖色と寒色で分かれるといった事実に基づいた発想】を行うことです。

情報が足りなければ「空」に戻って他の事実のカケラを集めましょう。

例えば【2番目に好きな色】というのはリサーチ済みの情報にありそうですし、検討の幅が広がります。

ただこの例題ではシンプルに「今後も暖色が流行する・今好きな色は3年後も同じ」としたいと思います。

「傘」:解釈からの対応

「傘」は「雨」の解釈から対応策・結論を出すステップです。

例題では「雨」のステップで【今好きな色は3年後も同じ】であれば【オレンジ】と【赤】は候補として残ります。

問題は3色目です。

3年後も青が好きな方はターゲット層は一定数います。

一方で、現在13〜15才の女性で暖色を好むとわかっている人が新たにターゲット層に入ってきます。

そうなれば市場は暖色が好まれるターゲット層が支配的になります。(←ここまでは雨ステップで導き出すことです)

ならば3色目は【黄】といった暖色でオレンジや赤とはまたちょっと違う色合いにしようというになります。(←実際の「傘」のステップはここだけ)

「傘」の勘違い

暖色とはいえ【黄】が流行するとは限らない!【ピンク】かもしれない!
それならば減ったとはいえ人気が残っている【青】を残す方が確実だ!

その通りです。大事な視点です。ただ、ちょっとした勘違いをしています。

何が勘違いかというと「傘」のステップの話ではないということです。

限られた情報(空:現状把握)の中で暖色に市場性があるという解釈(雨)をしました。

そこで、今度は【未知な暖色vs確実だが少数な青】という新しい課題が出てきたということです。

まず当初の課題は【新製品のに使用する3色を決める】でした。

当初は3色ともわからない状態でしたが、これまでの空雨傘で以下のようになっています。

  • 1色目:オレンジ
  • 2色目:赤
  • 3色目:【未知な暖色vs確実だが少数な青】のいずれか

つまり「3色を決める」という課題から「2色を確定する進歩」がありました。

今度は、3色目を【未知な暖色vs確実だが少数な青】から決める、という新しい課題が出てきたので、一歩深い課題としてまた空雨傘を行えば良いわけです。

ブログランキングに参加中です。応援お願いします↓


ビジネススキルランキング

タイトルとURLをコピーしました