嫌われる勇気, 幸せになる勇気:アドラーに触れて

ビジネス

先日、アドラー心理学で有名な「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」という本を読みました。

ちょっと今更感はあるのですが巧みな表現がふんだんにあり、最初に思ったほど難しくなく読めました。

振り返ると、読み手(私)になるべくアドラーを知ってもらおうという著者の方の工夫があったんだなと思っています。

問答形式で展開されるアドラーの世界

この本では哲人(アドラーについて語る人)と青年(アドラーを語る哲人を否定したい人)との問答形式で話が展開されます。

問答形式とは下図にあるように「問いかけ」と「回答」からなる会話のようなやりとりです。

青年
青年

アドラーの考えに納得できません。
もう少し具体的に教えてください。

哲人
哲人

それでは過去の実例から一緒に考えてみましょう!

こうみると教える側の哲人の方が偉いように見えます。

でも、実際には二人には上下関係はなく、教える相手(青年)がいるからこそ教える側(哲人)はより深い話ができる、という関係性だと感じました。

青年の哲人への質問・反論はまさに私も感じた疑問。

自分が疑問を感じると、本でも青年が哲人に同じ疑問を投げかけるので、ちょっと心を見透かされたような気がします。

著者の方は【アドラーのこの話をしたら、こうした疑問・反論があるだろうな】ということを深く考察されていたのでしょう。

巧みな比喩を使った説明

例え話(比喩)が非常に多い作品です。

比喩も相手の理解を助ける手法の一つです。

ちょっとわかりづらいな、と感じたところにうまく例え話が書かれていて難しさを和らげてくれてると感じました。

この例え話が哲人や青年の実体験からだったり、現代で起こりえる事例から説明されることにより、アドラーの言葉が現代に蘇ったように感じます。

簡単には納得しない青年

アドラーについて説明してくれるのは哲人です。

しかし、私は一番アドラーに近づけてくれたのは実は青年だろうと思っています。

なぜなら青年がしつこいくらいに哲人に食い下がり、なかなか納得しません。

そのおかげで哲人から更に細かい話を聞き出してくれているからです。

実はアドラーを否定しようとしていた青年がいてくれたからこそ、私はアドラーに触れられる、そう思えました。

アドラーを知ってもらおうという工夫いっぱいの作品

「心理学」と聞くとちょっと難しいイメージですよね。

確かに、簡単な内容ではなかったですし、理屈はわかっても「ほんとかな?」と思う所もありました。

その一方で、問答形式や比喩表現といった、読み手を助けてくれる様々な工夫もたくさんありました。

恐らく「アドラーを知ってもらおう!」という著者の方の強い思いの表れだと捉えています。

その工夫のおかげで難解な話もまるで「生活術」のようにさえ感じられました。

まだ読まれていない方は、一度手に取り、哲人と青年が問答する書斎に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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